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2011年4月 1日 (金)

放射性ヨウ素について(その1)

先日書き込んだ通り、原子力に関する説明をしていきたいと思います。

ただし、最初にお断りしておきますが、原子力は非常に幅の広い学問のため、それぞれの分野における専門家の知識が必要となります。

私の場合、特定の分野の専門家ではなく、広く薄い知識しか持っていません。そのため、私自身が認識不足で間違った表現をしている場合もありますので、あらかじめご了承下さい。


1回目は、放射性ヨウ素についてです。

関東地方の浄水場からも放射性ヨウ素が検出され、乳児は水道水の摂取を控えるようにと、呼び掛けられ、ペットボトルの水の買い占めが起こったりしました。

ところで、この放射性ヨウ素とはどのようなものなのでしょうか?既にマスコミ等でいろいろ説明されていますが、改めて簡単に説明したいと思います(簡単に説明するのが難しいんですが)。


なお、【】内の説明は、やや専門的な記述をしてますので、読み飛ばしても差し支えありません。


まず、ヨウ素とは、ヨードチンキとして知られる消毒薬や体内で甲状腺ホルモンを合成するためにも必要な物質【元素】でヨウ素127とも呼ばれます(以下、普通のヨウ素と呼びましょう)。

そして、放射性ヨウ素131【I-131】とは、文字通り放射線を出すヨウ素のことで、自然界には存在しません。


放射性ヨウ素131は、普通のヨウ素と化学的な性質が同じで、原子力発電所の燃焼(核分裂反応)によって作られます。

  【核分裂反応によって作られた物質を「核分裂生成物」と呼びます。】


127とか131の数字は重さのようなもの(質量数)で、放射性ヨウ素131の方が普通のヨウ素よりちょっとだけ重いと思ってください。

そして、放射性ヨウ素131は不安定な構造のため、ベータ(β)線という放射線を出して安定しようとします(厳密にはガンマ線も少しだけ放出)。そして、β線を出すことによって、別の物質に変化します。


参考文献:
「放射線概論」、通商産業研究社
「絵とき 放射線のやさしい知識」、オーム社 他


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