小春日和その1
関東地方をはじめ全国では、このところ天気の良い暖かな日が続いてます。この時期の暖かく穏やかな天気を「小春日和」っていいますよね。
小春とは旧暦10月の異称のことで新暦では11月から12月の始め頃に当たるようです。ちなみに今日11月25日は旧暦の10月14日、ピッタリ当てはまってます。
では、なぜ小春日和が起こるのでしょうか?天気図を見てみましょう。

11月24日6時の地上天気図
本州付近はすっぽりと東西に長い(帯状の)高気圧に覆われています。
このため、穏やかな良い天気となりました。そして、東西に長いので、その天気も長続きすると言うことです。
次に上空5,700m付近の気温や風の様子を表した天気図を見てみましょう。
太いグレーの線はマイナス18℃とマイナス12℃の等温線です。この等温線、本州付近でプクッと北に盛り上がってますよね。つまり、本州付近は周りと比較して暖かい空気が北の方まで流れ込んでいると言うことです。
そのため、暖かい天気となるわけです。
この小春日和は明日まで、26日の夜には前線が通過し、北海道、北日本の日本海側を中心に天気は荒れて寒くなりそうです。
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